仕事で・人生で成功するためのメンズ版パーソナルカラーとは
面接がうまくいかないかった、商談がまとまらなかった、
食事に誘ったら体よく断られた…。
そんな経験ありませんか?
ビジネスの基本はコミュニケーションです。
会社の中では、上司や同僚、部下など「人とのつながり」があり
さらに
大切な取引先やクライアントには、
誰もが良い印象を与えたいと思っていますよね。
初めての取引先やクライアントと会うとき、
良い印象を与えるにはどうしたらよいか?と思っている人は多いと思いますが、
しかし簡単な挨拶と名刺交換をしただけの時間の中で
自分の印象を良くする方法があるのでしょうか…。
第一印象は5秒から15秒で決まる
人の印象は最初の一瞬、5秒から15秒で決まるといわれています。
そのような短い時間で自分の良さがどれだけできるか…
当然、自分について言葉で説明するアピール方法としての
時間であれば足らなさすぎます。
しかし…
「仕事ができそうだな」
「長くつきあえそうだな」
「あまり信頼できそうもないなぁ」といった
第一印象印象は、この5秒から15秒で決まるといわれています。
それはどのようなことで決まるのでしょうか…。
それはその人の「外見の要素」!
つまり「ぱっと見」の印象と「声」だけで
だいたい9割以上の印象が決まる。といわれています。
特に多くの人と会うようなクライアントであれば、
印象に残らないと「忘れられてしまう」ということもよくあります。
そう、最初に相手に良い印象を与えるということは、
次のビジネスチャンスを生み出す必須条件といえるのです。
クライアントの第一印象を良くするというのは、できるビジネスマンの必須の知識です!
高価なスーツを着ればよいというわけではない!
「印象をよくするためには高価な服を着ればよい」
という単純なことではありません、
確かに高価なスーツを着れば
ステータスアップの印象にはつながるかもしれません。
しかし本人のイメージとあわない場合、
かえって悪目立ちで悪い印象を与えることもあります。
またフレッシュマンの場合、
仕事の実績もないのに身分不相応な高価なスーツを着ると
そのせいでかえってイメージが悪くなる…なんてこともあります。
そう、スーツの金額で印象の良し悪しが決まるわけではないのです。
有名ブランドのスーツをきて、
ただ単にそのブランドを広告するだけのような服の選び方ではなく、
自分の良さや魅力を引き立ててくれるスーツ選びをすることが大切になります。
よく「赤いネクタイの人!」のように、着ている色が先に覚えられてしまうということがありますよね…できればそういう覚えられ方ではなく「○○さん」と名前で覚えられるようにしたいものですね!
リモート会議で特に重要なのが「顔映り」
最近のリモートでの打ち合わせなどでは、
上半身のみがクローズアップしてみられてしまいます。
すると必然的に顔色の印象は、通常の会議や打ち合わせより余計に見られてしまっています。
そのため自分自身で思っている以上に「顔映り」が重要になっています。
そんなこともあって男性用系商品がコロナ以前よりも売れているといわれています。
人間の集中力って20分くらい!といわれていますが
長い会議ほど、内容よりもその人自身のイメージの方が印象に残ってしまうことって
ありますよね!
しかし、高級な化粧品を使うより、高級なスーツを買うより、、
一番手っ取り早くて効果的なのが、スーツやワイシャツ、ネクタイを似合う色に変えるだけ。
そう、洋服を選ぶとき、当然色選びをしますよね…。
その「色選び」の時に、自分に似合う色の洋服を選べるかどうかがとても大切なポイントになります。
実は、似合う色は素材そのものも
よく見えるので高見えする効果もあるんですよ!
似合う色とは何か?
似合う色は「パーソナルカラー」という言葉でも知られています。
しかし「パーソナルカラー」って女性しか関係ないのでは?
と思っている人も多いかもしれませんね…。
実は男性にももちろん関係があります。
特に女性の場合、メイクで顔色などを調整することは可能ですが、
男性の場合、素顔の人が多いと思いますので、
色の影響は、良くも悪くも、
ある意味女性よりも男性の方が実はとても受けやすい状態になります。
似合う色が決まる要素とは?
似合う色はその人の肌や髪・目の色や質感で決まるものです。
そう…人の肌の色って違いますよね。
もちろん黒人や白人、黄色人種と大きな人種としてのくくりだけではなく、
同じ日本人でも肌が白い人や、特に日焼けをしているわけではないのに
もともと肌の色が暗い人もいます。
このように肌や髪、眼の色や質感が違えば同じ色でも見え方や人に与える印象が違うのです。
同じ色でも人によって似合う色だったり逆に苦手な色だったりする…
というのは不思議ですよね…。実はこのようなからくりがあります。
中のオレンジの色ですが、同じ色に見えますか??
そう…、実は同じ色なのですが、違ってみえませんか?
このように同じ色でも、
周囲の色の影響で「色が違って見える」という現象があります(これを対比現象といいます)。
こうした色の不思議な効果によって同じ色でも、
周りの色によって違って見えるということが普段私たちの生活の中で普通に起こっていることなんです。
そしてただ違って見えるだけではなく、
その違いこそが、人に与える印象…つまり良い印象を与えるか悪い印象を与えるかに直接関わるのです。
そのため同じスーツの色でも、
人によってはとても素敵に見えたり、逆に老けて見えたりということが実際に起こります。
似合っていないスーツやジャケットだと
高いお金を出してわざわざ悪い印象にしてしまっている!なんてこともよくあります
似合う色と似合わない色の見え方とは?
それでは、似合う色と似合わない色とではどのような印象の違いを与えるか…。まとめてみました!
似合う色の見え方
- 肌の色つやが良く見え明るく見える
- 若々しく健康的に見える
- シミやしわ、ほうれい線や髭剃り跡など、気になる部分を目立たなくしてくれる
- 本人自身の魅力や良いところを強調して伝えてくれる
- 清潔感があり、洗練された印象になる(特に女性に好印象を与えるキーワードは清潔感がある!です)
- 存在感がアップしたり、相手に印象が残る演出ができる
- 仕事ができる印象を与えたり、信頼されるイメージを与える
このようなイメージを与え、とても自信に満ちた印象になるので、相手に「次もまた会って仕事の話をしたい」と思わせることが出来る…つまり高感度が爆上げするという状況になります。
それでは苦手な色を身に着けた時の印象はどのようなものでしょうか…。
苦手な色の見え方
- 肌が暗く、疲れて見える
- 顔色が悪く不健康に見える
- 肌が汚れているように見え清潔感を感じないイメージになる
- 本人が気にしている部分(シミ、しわ、ほうれい線など)が強調されて見える
- 実年齢より老けて活力が無いように見える
- 実際には髭を剃っていても、着ている洋服の色が顔に映ったり、反射することで髭が濃く見える
- 野暮ったいイメージ(あか抜けないイメージ)を相手に与える
高価なスーツを身に着けても
苦手な色の場合上記のような見え方や印象を与えてしまう場合もあるので…
やっぱりもったいないですね…
このようなイメージを与え、
自分に自信がないようなイメージになるため、
相手に「大丈夫かな」と不安がられたり、逆に存在感が無いイメージになるので
影が薄く忘れられてしまう!なんてことになる場合もあります。(
名前を覚えてもらえない…などということもありますよね)
この色の見え方を覚えておくことで、
試着をした時どのように見えているかを友人や
信用できる販売員に聞くことで確認することをお勧めします。
自分で一人で選ぶと
どうしても好きな色が優先されてしまいます。
似合う色の考え方は客観的に見るということがポイントなので
他者からの印象を確認すると似合う色の考え方が理解できるようになります。
※もし、自分の似合う色が知りたい、という方は
20年以上にわたって学校や企業等で、パーソナルカラー診断をしているプロのカラーコーディネーターが診断を行っていますので下記のお問合せフォームからご連絡ください!
好きな色と似合う色は違うこともある
好きな色と似合う色は同じ?違う?と聞かれることがあります。
このことについては好きな色と似合う色の基準というか、観点が違うということがポイント!
好きな色というのは自分が好きで着たい色、心が求めている「主観の色」です。
それに対して似合う色は他人から見て似合うと思う「客観の色」。
このように主観で選ぶか、客観で選ぶか、という選ぶ基準の観点が違うので、
好きな色が似合う場合も苦手な色になる場合も両方あります。
もちろん、主観で好きな色を自分は着たい!というご意見もあると思います。
しかし、人とコミュニケーションをとることが前提のビジネスシーンでは、
多くの場合クライアントに良い印象を与えたい!と思うはずです。
何より似合う色を身に着けることで自分自身に自信がもてて、
さらにクライアントの印象が良くなり、
最初の印象を良くすることが次のビジネスチャンスにつながるきっかけになる、
という好循環が期待される!ということであれば、
自分の似合う色を知っておくことは決して損ではないはずです。
似合う色は、自分に自信を与えてくれる色なので、どのような場面でも自分の味方になってくれる色です。
なお、肌や髪、眼の見分け方や似合う色の分け方など
以下のブログで書いていますので興味ある人は見てくださいね。
http://パーソナルカラー診断 4 自分の似合う色を自分でさがせるようになる!
4シーズンの色と各タイプの色素のまとめ
人は色を750万色から1000万色見分けることができるといわれています。
そして洋服の売り場に行けばたくさんの色がありますね。
これらすべての色を試着することは不可能です。
そこでたくさんある色を、色の特徴を理解して整理することが重要になります。
色には3つの特徴があります。それが色相・明度・彩度です。
色相…色み、色合い…赤・黄・緑・青・紫といった色合いを表すものが色相です。
この色み同じ赤でも黄みを感じる朱赤のような赤と青っぽいベリー系の赤があります。
このように色は黄みを感じる「イエローベース」と青みを感じる「ブルーベース」に分けることができます。
明度…明るさ暗さの度合い 明るい色から中ぐらいの明るさの「明るい色のグループ」の色と
中ぐらいの明るさから暗い色の「暗い色のグループ」に分けることができます。
彩度…色みの強さの度合い
はっきりとした鮮やかな色から中ぐらいの鮮やかさの「鮮やかな色のグループ」の色と
中ぐらいの鮮やかさから穏やかな色の「穏やかな色のグループ」に分けることができます。
この色相・明度・彩度の3つの要素を各々2つにわけ、
それぞれ同じ特徴のグループにまとめたのが、パーソナルカラーの4シーズンです。
この4シーズンは色のイメージがわかりやすいように
四季の名前(スプリング、サマー、オータム、ウインター)を使って表現しています。
そして、各タイプの色の三属性の特徴を理解できると、似合う色の特徴と同じグループならばわざわざ試着しなくても、似合う色と色が選びやすくなります。
スプリングタイプ イエローベース・明るく・鮮やかな色が似合うタイプ
スプリングタイプの色素の特徴
- 肌の特徴…オークル系でつやがあり透明感のある肌をしています。
- 日焼けの特徴…最初は赤くなるが小麦色に定着します。
- 髪の特徴…つやのあるブラウン系の髪色です。柔らかくて細い髪質です。
- 眼の特徴…虹彩が明るくブラウン系の瞳です。(瞳孔がよく見えます)白目と黒目のフチがはっきりしているので目力のあるキラキラとした印象の目です。
- 全体のイメージ…キュートで明るく若々しい印象。
元気で若々しいイメージのタイプです!
サマータイプ ブルーベース・明るく・穏やかな色が似合うタイプ
サマータイプの色素の特徴
- 肌の特徴…ピンクみのベージュ系でソフト(マット)な肌質・繊細で薄い肌をしています。
- 日焼けの特徴…赤くなり、すぐに冷めて小麦色に定着しないことが多い。(日焼けをするサマータイプもいますが、日焼けしづらい肌質は典型的なサマータイプの肌質です)
- 髪の特徴…ソフトなアッシュグレー系の髪色です。柔らかくて細い髪質です。(猫っ毛タイプが多いです)
- 眼の特徴…虹彩が明るくブラウン系もしくはグレー系の瞳です。(瞳孔がよく見えます)白目と黒目のフチはソフトで優しい印象の目です。
- 全体の印象…エレガントでソフト。上品で優しい印象。
ソフトで上品・エレガントなイメージですね!
オータムタイプ イエローベース・暗く・穏やかな色が似合うタイプ
オータムタイプの色素の特徴
- 肌の特徴…黄みの強いオークル系でソフト(マット)な肌質・しっかりとした厚い感じの質感。
- 日焼けの特徴…赤くならずそのまま小麦色に定着。
- 髪の特徴…ソフトでマットなブラウン系の髪色です。太くて量も多くしっかりした髪質。
- 眼の特徴…虹彩が暗くブラウン系。(瞳孔が見えづらいです)白目と黒目のフチはソフトで優しい印象の目です。
- 全体の印象…シックで落ち着いたイメージ。ナチュラルで大人っぽい印象。
大人っぽい落ち着いた存在感のあるイメージです!
ウィンタータイプ ブルーベース・暗く・鮮やかな色が似合うタイプ
ウインタータイプの色素の特徴
- 肌の特徴…肌の色は白い場合も暗い色の場合もありますが、赤みがあまりなく・しっかりとしたハリのある質感
- 日焼けの特徴…やや赤くなることもありますがすぐに小麦色に定着。
- 髪の特徴…真っ黒な髪色・太くて硬く量も多いしっかりした髪質。
- 眼の特徴…虹彩が暗く黒目勝ちな印象。白目と黒目のフチははっきりしているので、目力のある印象です。
- 全体の印象…クールでシャープ。モダンできりっとした印象。
クールでシャープ。目力があるタイプです!
似合う色の着こなしの基準
「似合う色」というと、
「全身似合う色にしないといけない!」と思い込んでいる人が多いのですが、
実はそこまで不自由なものではないのです。
「全身似合う色」が出来るなら、
もちろんそれはとても素敵な着こなしになりますが、
クローゼットの中の服がすべて「似合う色」ということはなかなかないと思います。
そのような時、
コーディネートを調節することで、
逆に似合わない色を自分らしく着こなすように工夫をすることもできます。
似合う色の取り入れ方
対比の効果…顔に近いところに「似合う色」を取り入れる。
似合う色・苦手な色どちらも顔映りに影響を与えるため、印象を良くも悪くも見せることになるため、顔に近いところに似合う色を取り入れることで顔色が良く見え印象がよく見えます。
面積効果を利用する…なるべく大きい面積で「似合う色」を取り入れる。
小さい面積より大きい面積で似合う色を取り入れることで、その効果はより高まります。
ポイントの効果…アクセントとして印象的に「似合う色」を取り入れる。
ネクタイなどのアクセントとして効果的に似合う色を取り入れることで、印象は格段に良くなります。
色の演出テクニック
似合う色となりたいイメージが違う!ということも実際には多くあります。
そのような時は上手にコーディネートすることで調整することがポイントです!
例)似合う色はサマータイプ→なりたいイメージは存在感があって仕事ができる印象を与えたい。
説得力のある雰囲気を作りたい!(なりたいイメージはウインター)
この場合、存在感があって、仕事ができるイメージというと
ウインタータイプの色使いがあっています。
しかし、明るい色が似合うタイプが何も工夫をせずウインタータイプを着てしまうと、
顔色が悪く、また怒っているような印象を与え(もちろん本人は怒っていませんが)、
存在感というよりは、
声をかけずらい印象であったり、
また服の色が目立ってしまい、
その人自身の存在感が逆に薄れてしまうことがあります。
その人の名前を覚えられず、「あの…なんか雰囲気の悪い人…誰だっけ…」なんていわれてしまうかも!
それではどのようにコーディネートをするとよいでしょうか…。
実践編
スーツ なりたいイメージを使う ウインタータイプの紺色→信頼感 プレゼンらしいきりっとした印象に色を使う
シャツ 似合う色(サマータイプの色) 淡いラベンダーカラー スーツの色の硬さをやわらげ、顔色が明るく見せる。→スーツとシャツとの色のコントラストを付け印象的に
ネクタイ 似合う色(サマータイプ) サマーのパープル系を使う ブルーベースのサマータイプの色は、クールなイメージでありながらも清潔感のあるスッキリしたイメージ
まとめ
いかがでしたでしょうか…。
「似合う色」というと全身似合う色にしないといけない、
と思い込むと色の使える幅が狭まってしまいますし、
とても窮屈でつまらないものになってしまいますが、
似合う色を上手く使ってコーディネートをすることで、
自分らしさを演出することが出来、
また苦手な色も、似合う色と組み合わせることで
より洗練されたおしゃれを楽しむことが出来ます。
ぜひ、自分の似合う色を知って
自分の魅力をアピールできるファッションを楽しみ、
イメージアップ戦略に活用してみてください!